心理学を活用して衝動買いを抑えよう

衝動買いしやすいタイプとは

衝動買いとは、感情や心理状態に強く影響されている行為です。
つまり衝動買いしやすい人とは、感情に流されやすい傾向にあり、ストレスや不安を感じたときに物質的なものに安心感を見出そうとする人と言えるでしょう。
また、抑制心のない人やインスタントな満足感を求める人も衝動買いに走りやすいです。
確かに衝動買いによって一時的な高揚感や満足感を得られることもありますが、長期的には経済的な問題だけでなく、精神的なフラストレーションを引き起こすことも珍しくありません。

また別のタイプとしては、新しいトレンドなどに影響されやすい人が挙げられます。
周囲の人やメディアが提示するライフスタイルや製品に簡単に影響されてしまい、自分もそれに従わなければならないと感じるようなタイプです。
このタイプの人は承認欲求や帰属感が強く、他人の意見や行動を基準に自己の価値を測る傾向があります。
そのため、他人からの評価を高めるために、時には必要以上の物を購入することで自己表現を図ろうとすることもあります。
特にSNSが盛んな現代において顕著です。

衝動買いを防ぐためにできること

衝動買いを防ぐためには、まず自分の感情状態や環境に意識を向けることが先決です。
ストレスが高まっているとき、落ち込んでいるとき、または逆にいつもよりハッピーでテンションが上っているようなときなど、強い感情に動かされているときは衝動的に購入行動を起こしてしまう可能性が高まります。
また、セールやキャンペーンなどの時期に買い物に行くと不要なものまで購入するリスクが高まるので、このような誘惑が多い時期も避けることが賢明です。

衝動買いを抑えたいなら、買いたいと思ってすぐに行動に移すのではなく、その前に一定のクールダウンの期間を設けるのがおすすめです。
たとえば、何かを購入しようと思ったら24時間待って、それでもまだ購入したいかどうか考えるのです。
一定の時間を置けば、その間にほしいと思う気持ちをじっくり検討する時間が生まれます。
本当にそのアイテムが必要かどうか、ただ衝動にもとづいているだけなのかを冷静に判断できるようになるでしょう。

買い物に行った先で衝動買いを抑えるには、買い物リストを作成しておくのが有効です。
事前に必要なものをリストアップし、リストにないものは購入しないというルールを自分で決めてしまいます。
そうするだけでも、無駄な衝動買いはだいぶん少なくなるでしょう。

最後におすすめしたいのがマインドフルネスです。
マインドフルネスは、衝動買いを抑制し、ミニマリストとしてのライフスタイルを確立するのに役立ちます。
物質的な所有物への依存を減らし、内面の充足感を高めるのにも役立つので、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてください。