何かを買う前に考えるべきこと
最初に考えるべきことは、その買いたいモノが今の生活に本当に必要かどうかです。
多くの場合、何かが欲しいという衝動は、その瞬間の欲求や外部からの影響によって生じます。
それが本当に日常生活において不可欠なものか、それとも一時的な欲求にもとづくものかをよく考えましょう。
たとえば、「このアイテムなしでこれまでどのように過ごしてきたか?」や「これがないとどのような不便が生じるか?」といった質問を自分自身に投げかけるのです。
次に、そのアイテムが長期的に見て価値があるかどうかを考えます。
瞬間的な魅力や流行に流されて購入すると、のちになって後悔することは目に見えているでしょう。
特にファッションや電子機器など新しいアイテムが頻繁に投入されるジャンルでは、この視点が特に重要です。
購入する前に「どのぐらいの期間使い続けることができるのか?」と考え、また、たとえば1年後や3年後にもそれを購入した価値を感じられるだろうかと自分に問いかけてみてください。
そうすると、より慎重な選択ができるようになるでしょう。
また、買ったものの保管場所について考えることも大切です。
特にミニマリストを目指しているのであれば、スペースは貴重なリソースなので一つも無駄にはできません。
新しい物を購入すると、今の収納スペースが圧迫されたり、生活空間が乱れたりする可能性は大いにあります。
何かを買う前に、十分な保管スペースがあるかどうか、それを置くために他の物を処分する必要があるかどうかを考えてください。
限られたスペースに置ける範囲で物を選ぶことを意識していると、より重要かつ実用的なアイテムのみが選べるようになります。
加えて、その欲しいと思っているアイテムが、自分の価値観やライフスタイルに合っているかどうかを考えることも重要です。
ミニマリストとしての生活を目指す場合、物を所有することは自分の生活の質にどのように影響するでしょうか。
ミニマリストとしての生活にどのように貢献するかという視点で考えると、無駄な買い物を防ぎ、より充実した生活が送れるようになります。
リスト化して常に見返す
上で考えたことをリストにまとめ、何かを買おうかどうか迷ったときは、そのリストを見返すようにしましょう。
リストを見返すことによって、自分自身の過去の購入行動を振り返ることもできます。
今後、どんなところを改善していけばよいかもより明らかになるでしょう。
ミニマリズムとは、単に物の所有量を減らすことではありません。
より意味のある、充実した生活を送るための一種の哲学です。
このリストを活用して、過去に購入したもの、これから購入したいものが、本当に自分の生活に価値をもたらすものかどうかを判断しましょう。